2013年7月12日金曜日

不動産鑑定事業部コラム 第⑤回 「不動産投資のメリット」


こんにちは。
不動産鑑定事業部の鑑定士 伊奈です。

梅雨が明けて、暑い日が続いていますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、どうぞご自愛ください。

さて、早いものでもう7月。
一年の半分が終わったところで今回は原点に立ち返り、
不動産投資のメリットを改めて取り上げてみようと思います。

 
①長期にわたる安定的収入
 
マンション経営に関わる賃貸収入、経費等は
極端に変動することが無いためあらかじめ収支の予測が立てられます。
 
また土地は目減りすることなく、建物も適切にメンテナンスを行えば、
耐用年数を超えても引き続き収入が得られます。
 
したがって定年までに又は退職金でローンを完済してしまえば、その後は
私的年金として本来の年金にプラスして豊かな老後を送ることができます。


②生命保険として利用可能
 
投資用マンションをローンで購入すると、
団体信用保険に加入することになります。
 
そのため万一ローン返済中に死亡したり、失明等の高度障害を負った場合
当該保険が適用され、ローン残額は保険から支払われることになります。
 
ご家族には債務の無いマンションが残り、
家賃収入がそのまま手元に入る為お金の心配はありません。


③所得税の節税効果

4回目コラムの中段で注釈したように、節税対策として
投資用マンションを購入されるオーナー様も多くいらっしゃいます。
 
不動産経営の必要経費として認められる建物の減価償却費は
実際の支出を伴いませんが、それにより会計上の収支が赤字になる場合
その分を他の所得、給与所得などから差し引く(損益通算)ことができます。
 
結果、所得税や住民税を節税することが可能になります。


④相続対策
 
相続時の課税対象となる資産評価において
土地では路線価で評価されます。
 
これは時価よりも23割程度低い評価額になるので、
額面通りで評価される現金資産や時価評価のその他金融資産に比べると
はるかに有利です。
 
また賃貸用不動産ですと土地・建物共に評価減がありますので、
更にお得になります。
 

⑤インフレに強い
 
インフレになると預貯金などの貨幣価値は目減りしますが、
不動産価格は物価上昇に伴って上昇するので、リスクヘッジできます。
 
た、インフレ時には株や不動産投資
が選好されるため、資産価値も上がることが予想されます。

 
⑥実需がある
 
不動産は人間が生きていくうえで欠かせない
「衣食住」の一つであることから底堅く、
市場の需要がなくなるということはありません。
 
したがって、住居系不動産は値崩れしにくく、
景気に敏感な商業系不動産と比較して安定性があります。

 

以上が不動産のメリットとして挙げられます。
 
不動産投資は株やFX投資と異なり、
 
短期間で目に見えて大きな収益を上げることは難しいものです。
 
ですがそれらに比べてリスクの把握が容易で回避可能であり、
 
長期間安定的な収益を上げることのできる点が最大の特徴と言えます。